kiyo4_k さんの説明と重複しますが、以下に補足します。
gomaco さんが書きました:
X-Identity-KeyとX-Account-Keyは、それぞれのPCにあるThunderbirdで異なったIDが振られているのでしょうか。
あなたが、どの OS で、どの Thunderbird のバージョンで、どのようにアカウントを作成
し、どのように差出人情報を設定し、その後どのような変更をしたかによって、異なったり、
同じだったりします。
Thunderbird のアカウント設定情報は、プロファイルにある prefs.js に保管されています。
これによって、テンプレート作成時に、下記のように id や account が番号によって区別さ
れて、ヘッダに表記・関連付けされます。
例)
X-Identity-Key: id3(差出人)
X-Account-Key: account3(アカウント)
アカウント設定の見た目の IMAP や SMTP の情報が同じであっても、prefs.js の中身は異
なることがあります。
それは、以下の場合などです。
・差出人情報が、複数ある(追加・削除含む) ひとつの account 番号に、id 番号が複数(連番で)割り当て可能です。
差出人情報の削除や作成を繰り返すと、id 番号(連番)がその都度割り当てられますが、
中身が同じ差出人情報だからといって、同じ id 番号(連番)を再使用して割り当てはお
こないません。
・アカウントを作成した順番 作成順序により、account 番号(連番)が作成されるため、同じ情報内容でも作成順序が
異なれば、違う account 番号(連番)になります。
・アカウントの作成と削除による関連付けされる番号(連番)の変更 同じアカウント情報を一旦削除して、新規に再作成しても同じ番号(連番)とはならない。
・Thunderbird バージョンの違いによる仕様変更 仕様変更により、同じプロファイル・同じ prefs.js でも問題を起こすことがある。
ですので、まったく同じ prefs.js で、同じプロファイルデータの元で作成されたテンプレー
トでないと、account 番号と id 番号が一致しない、あるいは関連付けがまったくのでたらめ
な状態になるために、今回のような問題が起きると思われます。
gomaco さんが書きました:
恐らくX-Identity-KeyとX-Account-KeyがそれぞれのPCで異なるため、差出人情報がおかしくなっていたのだと思います。
正確なところは不明ですが、そのとおりかと思われます。
旧 PC で作成したテンプレートの X-Identity-Key: id3 と X-Account-Key: account11 は、
アカウント番号 11 に id3 という差出人情報があることを表しています。
新 PC の Thunderbird の prefs.js に上記と同じ組み合わせがなかったか、同じ組み合わせ
があっても、中身の情報が別のものであれば、一致しないことになります。
おそらく、gomaco さんの場合は、旧 PC のテンプレートは、新 PC の Thunderbird と異な
るアカウント情報を保管している prefs.js だったために、一致しないアカウントデータにな
り、問題が起きたものと思われます。
つまり、先に書いたように account 番号と id 番号や、その内容情報が一致していないと、不
整合を起こすのです。
それなら旧 PC や別途バックアップしてある別プロファイルにある prefs.js を丸ごとコピー
とか、prefs.js 内の account 情報と id 情報部分をコピー移行したらいいと考えがちですが、
そうはうまくいきません。
プロファイル内には、prefs.js を中核にした各種連動・連携したユーザデータ類があり、整合
を保っています。
それらを無視して、丸ごと、あるいは部分的なコピー移行をおこなうと、不整合を引き起こす
可能性があります。
なんでも移行コピーで、再利用や流用したらいいというものではありません。
nos12 さんの場合も、おそらく同類の問題があったものと推察します。
テンプレートを作成・保存した後に、アカウント設定の削除などで変更が生じると、同類の
問題が起きる可能性があります。
よって、解決策は、現在の Thunderbird で作成したテンプレートを使用するか、テンプレー
トの差出人(アカウント)を正しいものに変更して、保存し直せば(正しい情報に書き換えで)
いいことになります。
【補足の補足】
kiki さんが書きました:
また、相違点の確認とともに、新規作成したテンプレートで、正常に機能するかも試
して、確認してみましょう。
正常に機能すれば、それが改善(解決)策の対処方法になります。
と書いたのですが・・・・。
gomaco さんが書きました:
旧PCで新しくテンプレートを制作し、新PCで確認 → 差出人が異なる
新PCで新しくテンプレートを制作し、旧PCで確認 → 差出人が異なる
上記だけでなく、
新 PC の Thunderbird で新しくテンプレートを作成し、同じ新 PC の Thunderbird で確認
→ 差出人が維持されるを確認すれば、いいことになります。
先にご紹介した「新規プロファイルの追加作成とその適用」は、他から何かしらのデータを持
ってきて、それを適用することではありません。
真っ新な状態で、テンプレートも新規に作成して、正常に機能することを確認してくださいと
いうことです。
「また同じ問題が起きました」なんてことがないように、しっかり確認することが先決です。
この対処方法をお勧めする理由は、正常に機能することが確認できたら、今回の問題は解決と
なるからです。
メッセージデータやアドレス帳データの移行や復元が必要になるとしたら、それらは今回とは
別の問題(話題)となります。