横から失礼します。
Cai さんのご想像が当たっていないことを祈りますが...。
現在、何が起こっているかの概要を理解しておいたほうが、今後の対応もやりやすいのではないでしょうか?
★ 以前に D ドライブで使っていた Thunderbird のメールデータは、そのとき使っていたプロファイルがD ドライブ内に残っている限りは復旧可能です。しかし C ドライブあった場合は絶望的です。
【なぜこんなことになったのかを理解する】
―Thunderbird や Firefox に限らず、アプリケーション・ソフトは OS(この場合 Windows Vista)の制御の下で動作します。
―OS は一般に C ドライブにインストールされており、ユーザーがインストールしたアプリケーション・ソフトの情報や設定の多くは、OS との関連から C ドライブに保存されています(≒ Windows レジストリ、その他)。
―アプリケーションを C ドライブ以外にもインストールできますが、どのドライブにインストールしたかなど OS がアプリケーションを管理する上での情報は、C ドライブにも保存されます(≒ Windows レジストリ、その他)。
―アプリケーションによっては、D ドライブにインストールしたあとも、基本設定を OS がある C ドライブに保存するものがあります(≒ Windows レジストリ、その他)。
―もし、D ドライブにインストールしたアプリケーションの事前・事後の対策を何も考えないまま、C ドライブをプロダクト・リカバリ(出荷時に戻す)すれば、C ドライブ上のデータがすべて初期化されてしまい、D ドライブにインストールしたアプリケ―ションの情報(≒ Windows レジストリ、その他)もすべて消えます。この復元は基本的に不可能です。
―この状態で、D ドライブにあるアプリケーションを動かそうとした場合、OS との連携のための情報やそのアプリ固有の設定が消えているため、正常に動作しない場合があります。
柴犬モモちゃん さんが書きました:
Dドライブにある、Thunderbirdのアイコンをクリックすると、
最初からのデータも何もないThunderbirdが立ち上がってしまいました。
というのは、そのためです。
| (補)完全にスタンドアローンで動作するアプリケーションもあり、
| この場合はそのアプリをどこに置こうが、C が初期化されようが影響を受けません。
| これを特化したのが「ポータブル版」と呼ばれるものだと考えてください。
【復旧するうえで大切なこと】
―D ドライブに保存してあったデータは、それが残っている限りは復旧できます。
―ただし、もともと標準外の使い方をしており、おまけに OS の入った C ドライブが上記のような状態なので、復旧には相応の手間がかかります。その覚悟を持たないでインスタントな解決方法を求めると、多くの場合挫折します。つまり、起こっている状況にそぐわない安直な操作をくり返すことで、かえって墓穴を掘っていくパターンにはまりやすいのです。
―すでにアドバイスされているように、ここはまず落ち着いて、現状に即した堅実な手順を踏んでください。そうすれば、時間はかかっても復旧の見込みはあります。
―しかし、過去のメールデータなどの必要性と、その復旧に要する労力を比較し、そこまでして復旧することはないと判断されるのであれば、諦めてもかまいません。(いまは諦めても、D ドライブにそのプロファイルが存在する限りは、あとから対応できることもありますし。)
具体的な操作手順の話ではなく申し訳ありませんが、いま 柴犬モモちゃん さんが置かれている状況がどういうものであるかを理解して、はらだ さん、kiki さん、Cai さんのアドバイスの意味を汲み取っていただければと思い、書き込ませていただきました。