中野さんがツイッターで書かれていたことを引用します。


日本語話者のユーザーが他人任せではなく、一人一人が声を上げていかなくては、状況はよくならないと思うのです。

ここは雑談コーナーなので愚痴を書いてみます。

いくら、非営利だ、OSSだといったところで、結局多くの人に使ってもらってこそだと思うんです。
他社製品で問題なくできていることが、Firefox や Thunderbird で出来ない。
それでユーザーに不利益が発生して他社製品への乗り換えを決断させてしまう。
そういう状況があって bugzilla に報告しても、規格通りだから仕様、日本語版は翻訳版の10位なので使われています、とか言われてクローズ。
まるで、ユーザー目線というものが足りなすぎます。

そもそも、エンドユーザーが苦情を訴える先が bugzilla のチケットというのがおかしいと思います。
特に日本においては、英語でバグ報告を行うというのは相当のハードルなわけで、コミュニティが掬い上げてやるべきなんですけど、昔はともかく今は機能不全ですよね。

Firefox には今でも「フィードバックを送信...」という機能がありますけど、あれで送信した内容ってちゃんと処理されるんでしょうかね。
以前は送信した内容を誰でも見ることができるサイトがあったはずですがいつのまにかなくなってますし、中野さん曰く「書き込まれた内容のクオリティの問題」でほとんどが活用されることが無い状況みたいなので、機能してるのか疑問なところです。
もし機能してるのなら、Thunderbird にこそやってほしい気はします。

いろいろ書きましたけど、もう少しいい意味での商売っ気を出して、シェアを広げるにはどうすればいいか、考えて実行してもいいじゃなかろうか、そう思うわけです。

ブラウザ屋が一番削っちゃいけないところを削りに行ってる感じがするんですよねぇ……
Pocket とかHubs とか、力の入れどころがどこかズレてる……


毎月の Mozilla Foundation と MZLA Technologies Corporation への寄付の金額の比率を調整しようか、でも Thunderbird のほうが万年金欠だしなぁ、と考えた挙句、両方少しだけ上乗せすることにしました。

すでにネットニュースなどで知ってる方もいるかと思いますが、
8月11日（米国時間）、Mozilla Corporation は1/4相当のレイオフを含むリストラ計画を発表しました。

Mozilla、250人の人員削減「新型コロナ前の計画はもはや通用しない」 | マイナビニュース

大まかな内容については上記などの報道を読んでいただくとして、ツイッターで断片的に流れてきた情報によれば、Servo、DevTools、MDN、インシデント対応なんかの部門が解散などと聞こえてきます。

外部の人間にはただ見守ることしかできませんが、なんとか危機を乗り越えていってほしいと思います。
私は、せめてもの応援として、わずかではありますが寄付金を増額しました。
皆さんもよろしければどうぞ。