遅ればせですが、横から失礼します。
例えば、次のページ「千代田区の10日間天気(6時間ごと) - 日本気象協会 tenki.jp」をサンプルとして、
https://tenki.jp/forecast/3/16/4410/13101/10days.htmlこれを Firefox 56.0.1 で印刷すると、長いテーブルのボーダーが2ページ目では消えますが、同じページを Firefox 52.4.1 ESR で印刷すると、テーブルのボーダーは2ページ目以降も普通に印刷されました。
次期バージョンである Firefox 57 のベータ版では、56 系みたいなボーダーの消え方はしませんが、一部に欠けるところがありました。
比較のため、userContent.css に次のような単純なユーザースタイルを書いて Firefox 52.4.1 / 56.0.1 / 57b9 への適用を試みました。
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/* table のボーダーを強制指定 */
table, tr, td, th {
border: solid 4px red !important;
}
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(注)
上記のユーザースタイルは、反映結果をわかりやすくするため、太さと色を派手にしてあります。
単純に table の各要素に同一のスタイルを指定していますので、サイト製作側が意図的にボーダーを 0 px で指定しているような要素も、ボーダーが表示・印刷されます。あくまで、テスト用であることにご留意ください。
結果は次の通りです。
Firefox 56 では、ウェブページ上の表示も、プリント結果も、Tabele まわりのユーザースタイルが反映されませんでした。
――――――――― Fx52
―― Fx56
――Fx57
ウェブページ上
―― 反映
―― 無効
―― 反映
印刷結果
――――― 反映
―― 無効
―― 反映
念のため、前バージョンの Firefox 55 にも同じユーザースタイルを適用させてみましたが、56 と同じ結果でした。
当方の環境に問題があるのかもしれませんが、55 / 56 系の table まわりの処理に根本的な問題があるように思われます。
一番正常なのは ESR 52 です。57 ベータ版のデフォルトでは table の処理にまだ不安定性が残っていますが、55 / 56 ではまったく反応しなかったユーザースタイルが反映されているところを見れば、何かしらの修正はされているようです。
table を多用したウェブページを印刷する機会が多いのなら、当面は ESR 52 を使うという選択肢が考えられそうです。
ESR 52 は 2018 年 5 月までサポートが続きますから、当面の回避策にはなるかと思います。その間にこの問題が修正されれば、修正後の最新バージョンに乗り換えることもできるでしょう。
ただし、プロファイルの運用には注意を払ってください。現状の 56 で使っているプロファイルを 52 で使い、さらに 56 以上のバージョンで使うというふうに、バージョンダウンを挟んでひとつのプロファイルを継続使用するやり方は、プロファイル内のデータに不整合をもたらす危険が増すので、ご注意ください。
いちおう報告まで。役に立たない話だったらすみません。
(おことわり)
現在、健康上の制約により不定期な書き込みしかできなくなっています。すぐに応答できない場面がかなり多くなりますことを、ご容赦ください。