解決済み(?)のところ、横から失礼します。
遅ればせながら本トピックを拝見し、少々気になるところがあったので、コメントさせていただきます。
Firefox をはじめたいていのブラウザでは、閲覧履歴(History または Log)を消去することは簡単にできますが、ブラウザ上の操作で個々の期日やサイトごとに履歴を部分的に追加・変更、インポートやエクスポートすることは、普通はできません。
Firefox の場合、閲覧履歴はプロファイル内にある places.sqlite というファイルにデータベース形式で保管されています。この places.sqlite 内には、閲覧履歴だけでなく、ブックマークやダウンロード履歴も含めて、Firefox の [履歴とブックマークの管理] ウィンドウで取り扱われるデータがまとめて保管されています。
SQLite 形式のデータベース構造を理解できるなら、SQLite 形式を扱えるデータベースソフトで places.sqlite を直接編集することもできなくはないと思いますが、修復したいデータの数が多いと、参照関係の整合性を取りながら削除した「特定のサイトの閲覧履歴」を追加していくのは骨が折れるかもしれません。
mNeji さんが書きました:
「Time Machine」で操作ミス(およそ、11:50)より以前のセットをコピーしてくるのは許されますでしょうか?
ある時点における Firefox の履歴データの存在を模式化すると次のようになります。
■が保存されている1サイト分の履歴情報で、左にいくほど古く、右にいくほど新しいとします。
(A)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Firefox の [履歴] メニュー([このサイトの履歴を消去])を誤操作して「特定のサイトの閲覧履歴」を削除してしまった場合、時期の新旧を問わず、対象となったサイト(ドメイン)のデータが places.sqlite から削除されます。
□が削除された「特定のサイトの閲覧履歴」を表します。
(B)…… およそ 11:50 ごろ?
■■■■■□■■■■■■■■■□■■■□■■■■■■□■■□
Mac OS X の Time Machine の詳細は存じませんが、バックアップ機能としての一般的な動作がおこなわれると仮定して、指定対象のファイル群が定期的にバックアップされるのであれば、places.sqlite の内容はバックアップされた時点での中身になります。
(C)…… 11:01 ごろ? (B)から約 49 分前
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この(C)の状態の places.sqlite で(B)の places.sqlite を上書きすると、(C)がバックアップされた時点から過去の履歴は、削除したサイトを含めて復元できますが、バックアップされた時点以降(約 49 分間)の閲覧履歴である(X)は復元されません。
■■■■■□■■■■■■■■■□■■■□■■■■■■□■■□
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■├─(X)─┤
(X)部分の欠落を許容できるか、(X)の期間にはどこも閲覧していないのなら、既存の places.sqlite をバックアップにある最新の places.sqlite で上書きするだけの作業になります。
ただし、places.sqlite をそのまま上書きすることは、上記の(B)~(C)間に追加されたブックマークやダウンロード履歴なども同時に扱われることを意味しますから、上記の(X)に相当するそれらの差分もまた上書きによってなくなります。
上記の事情をふまえた上で、プロファイルの内容物すべてを置き換えるという意味なら、「以前のセットをコピーしてくるのは許されますでしょうか?」に対する答えは "イエス" です。
しかし、添付画像に "部分的に「Time Machine」の少し前のデータと交換は可能?" とあるので気になったのですが、「以前のセット」と仰っているのが places.sqlite など一部のファイル群を指してのことなら、Firefox 本体やアドオンに(X)部分の履歴を参照しているデータが元のプロファイルに残っていた場合、それらの機能に関してデータ参照の整合性が崩れ、予期しない結果が生じるかもしれません。(必ずそうなるとはいいませんが、可能性はあります。)
プロファイル内の各ファイルは、そのファイルだけで完結しているものもあれば、相互に関連性を持つものもありますから、タイムマシンの名のごとく以前の状態に戻す(文字通りの意味で「復旧」する)のなら、既存のプロファイル内の全データを、正常にバックアップされている全データで完全に置き換えるのが妥当な方法です。一部でも新旧のデータが混在した場合、確率的にはわずかであっても、そこから問題が生じる可能性が残ります。
なので、pal さんが助言なさっているように、新しいプロファイルを作ったあと中身を全部削除してから、そこにバックアップのデータを丸ごとコピーするのが、「復旧」の名にふさわしい一番安全・確実な手順になると思います。復旧後は、そのプロファイルで Firefox を起動するだけです。
(補足)
添付画像中、拡張子 sqlite-wal が付いたファイルは、元となる SQLite データベースファイルのジャーナルファイルです。
(参考)・ジャーナルとは|ジャーナリング|journal - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
http://e-words.jp/w/%E3%82%B8%E3%83%A3% ... 83%AB.html例えば、places.sqlite-wal は places.sqlite と対応関係があります。Firefox が正常に終了したとき、places.sqlite も正常に更新が完了すれば、places.sqlite-wal は役割を終えていったん消えるという理屈です。
Firefox を起動中にプロファイルのバックアップを取ると、こうしたジャーナルファイルや一時ファイルがいっしょにコピーされます。
復旧作業時、新旧の places.sqlite-wal(あれば places.sqlite-shm も)と places.sqlite を混在させると、places.sqlite-wal の情報を元に places.sqlite が変則的に書き換えられてしまうケースが起こりえます。places.sqlite を初期状態にリセットしてしまった最悪のケースに出会ったこともあります。
もちろん、そうした影響のないファイルもありますが、各ファイルの関係性を正確に把握できないのなら、プロファイル内のファイルを部分的に抜き出して別のプロファイルに上書きコピーすることには、慎重になったほうがいいと思います。やるなら、目的のデータを扱っているファイル群のことを理解してから、部分的な移行を実行することをお勧めします。
以上です。
ご質問の内容をぼくが正しく理解できず、的外れなことを書いていたらすみません。