追記です。
先に挙げたブロックリストから、Flash Player Plugin 13.0.0.259 が除外されたようです。
お使いのプロファイルにあるブロックリスト(blocklist.xml)が更新されれば、Flash Player の ESR 最新版は、通常の最新版と同様に click-to-play の強制適用から外れると思います。
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以下は、 click-to-play に関する補足です。
実際に Flash Player 13 を入れて試してみました。ブロックリストから除外される前の状態です。
テスト環境は次のとおり。
OS : Windows 7 Home Premium SP1 (64bit)
CPU : Intel Celeron 1000M @ 1.80GHz
Graphics : Intel HD Graphics
Memory : 6 GB
Browse : Firefox 31.3.0 ESR
Flash Player は、現時点の最新バージョンである 16.0.0.235 をアンインストールし、あらためて 13.0.0.259 をインストールしました。
(上記のスペックで、Flash Player 16.0.0.235 は問題なく動作していました。)
Firefox 31.3.0 ESR を起動し、アドオンマネージャを見ると、Flash Player 13.0.0.259 が認識された上で、「Shockwave Flash は安全ではありません。更新してください」の警告が赤字で付記されています。
プラグインの設定では、[実行時に確認する] となっていて、あとは [無効化する] しか選択肢がなく、[常に有効化する] が存在しません。
この状態を確認後、テスト対象として YouTube の動画をランダムに選び、いくつか再生してみました。
一番最初の動画ページを開くと、プレーヤーの画面には click-to-play の確認が出ます。
「このプラグインは安全ではありません。更新してください。Adobe Flash を有効にします」
このとき、
https://support.mozilla.org/ja/kb/why-d ... te-pluginsに書いてある手順で、ロケーションバー(URL バー)の左端に現われる赤いプラグインアイコンをクリックし、[常に許可する] をクリックすると、プラグインが読み込まれて動画の再生が始まりました。
その後、別の動画ページを開くと、click-to-play の画面を経ず自動的に動画再生が始まりました。ランダムに選んだ他の動画ページでも同様の結果になりました。
いったん Firefox を終了し、再起動後に YuoTube にアクセスしてランダムに動画ページを開いてみましたが、いずれも click-to-play を経ず自動的に動画を再生できました。(テスト環境を作る前の、Flash Player 16.0.0.235 の動作と同等です。)
当方では、サイトごとの許可設定は可能で、一度許可したサイトでは、click-to-play の制限がかかる前の、[常に有効化する] の状態で Flash Player Plugin が自動的に動作しました。
これがうまく働かないとすると、Firefox のサイト・パーミッションの設定がおかしくなっているのかもしれませんね。
ありがちなのは、終了時に履歴を消去する設定を有効にしていて、その対象として [サイトの設定] を選択している場合でしょうか。せっかく例外を指定したのに、Firefox を終了するごとにリセットされ、click-to-play が強制的に適用されるようになってしまう ―― というパターンです。
とりあえず以上です。