pal さんが書きました:
こちらについては、将来的に削除され、現在の新しいものだけになる予定だったと思います。
pal さん、フォローありがとうございます。
完全移行までの間、さしあたって about:config から旧形式での表示に切り替えられるようになっている、ということですね。
browser.download.useToolkitUI がいつまで有効かってことですが、少なくとも次期バージョン(22.0)のベータ版では働いているようです。
Cai さんが書きました:
Ryo さんが書きました:
※ Firefox の Mac OS 版では、 新ダウンロードボタン内にも プログレスバーが表示されたりするので、
Windows版 とは 表示周りが異なっている印象も受け、自分の投稿は参考にならない気が.....(^_^;)
Win 7 でも、普段は下向き矢印ですが、ダウンロード中は残り時間表示付きのプログレスバーに変化します。
OS のバージョンによっても違うかもしれませんが。
Windows XP SP3 上の Firefox でも、新ダウンロードボタンのプログレス表示は、Cai さんが貼ってくださったスクリーンショットと同じです。
ただ、対象ファイルが小容量だとほぼ一瞬でダウンロードが完了することもあり、プログレスバーを視認できないケースはあります。それでも、ダウンロードの開始と終了時にはアニメーション効果が現れるので、おおまかに状況把握はできます。
sinnkawa さんが書きました:
これには困りました… なぜ便利な機能が無くなっていくのでしょうか。
ユーザーによってブラウザの使い方は様々ですから、何が正解ということは簡単にはいえないと思いますが、使い慣れたものが変化することへのお気持ちは、わからなくはありません。
ぼく自身も、
・ノート PC ユーザーなので、モニタ・サイズの関係から Firefox のウィンドウを最大化して使うことが多い。
・ファイル(とくに容量の大きな)をダウンロードするとき、ダウンロードの開始と初期進捗を確認したい要求がある。
―― という背景があり、そのため旧形式のダウンロードマネージャでは、オプション設定の [ファイルのダウンロード時にダウンロードマネージャを表示する] を有効(初期値)のまま使っていました。まったく同じとはいいませんが、けっこう sinnkawa さんのニーズと似ていると思います。
新旧の形式で一番の違いは、ダウンロードの開始にあたって詳細情報を自動的に前面表示できるか否か、という一点に尽きると思われます。
細かな説明は省きますが、そのことを除けば、ぼくは新形式でもとくに不便や手間を感じることなく要求を満たせています。とくに、ファイルひとつだけをダウンロードする場合、毎回詳細情報を自動表示させなくてもダウンロードボタンのプログレス表示でも十分だと納得できたのは、個人的には収穫でした。(旧形式では詳細表示しかありませんでしたから......。)
新しいパネル形式では、ダウンロード時の詳細情報が自動では表示できず一手間かかるようになったのはおっしゃるとおりですが、ウィンドウ表示のときでも背面に隠れたダウンロードマネージャを前面に出す手間はありましたし、開いたウィンドウに対する [前面] 、[背面] 、[閉じる] 等はユーザーの操作が必要でした。
新形式のパネルでは非表示化が自動のため [閉じる] の操作をユーザーがしないですむなど、むしろ Firefox を起動してから終了するまでにおこなったダウンロード全体の手数(≒クリック数)は、増えた分、減った分を差し引くと、わずかながら減っているのかも? というのがパネル形式を使ってみた率直な印象です。
ただこれも、実行されるダウンロードの条件や頻度、ユーザーの設定内容や運用方法、ニーズによって変わるでしょうから、一方的に決めつけるつもりはありません。
(ぼく自身、仕事で必要な複数のファイルをダウンロードするようなとき、自動的に詳細情報を確認できればいいなと思うこともあります。そういうときは、使い慣れた [Ctrl] + [J] ですが、旧形式のときから指先に染み込んでいるので、とくに手間とは感じないで自然にできています。)
Firefox のダウンロードまわりの機能がこれで固まったわけではありませんから、ユーザーからの要望が多ければ、それに応じて改良・修正・変更がおこなわれる可能性もあるでしょう。(逆にいえば、そうした要望を受けて現在の仕様に変更された、ともいえるわけですが......。)
(補足)
積極的にはお勧めしませんが、パネル化された 20.0 のとき知人から使いにくいと相談を受け、考えた対処方法をいくつか紹介しておきます。
(1)旧 UI に戻す
前便で紹介した、ウィンドウ形式のダウンロードマネージャに戻す方法です。(詳細既出)
(2)ダウンロードの履歴をタブに表示し、それを [ピン留めされたタブ](アプリタブ)にする
ロケーションバーに
about:downloads
と入力して [Enter] キー押下で、ダウンロードの履歴をタブ内に開くことができます。
これは、パネルの [すべての履歴を表示] や [Ctrl] + [J] で開く、[履歴とブックマークの管理] の [ダウンロード] の詳細画面とほぼ同等のものです。
このタブ上で [右クリック] -> [タブをピン留め] を実行し [ピン留めされたタブ] として固定してやることで、Firefox を起動したとき自動的にこのタブを読み込むことができるようになります。いわば、旧形式のダウンロードマネージャや [履歴とブックマークの管理] のウィンドウを自動的に開いているのと同じですね。
ダウンロードの開始時にこのアプリタブに「フォーカスが移る」わけではありませんが、ダウンロードの詳細情報画面を「Firefox の起動時に自動的に開く」あるいは「常駐化する」ことに関しては、こういう方法もあります。
*[ピン留めされたタブ](アプリタブ)については、公式サポートを参照のこと。
(3)Firefox 起動後の初回ダウンロードに限り、ダウンロードパネルを自動表示する
ダウンロードの新 UI について、ユーザーの習熟を促すことが目的の方法です。
user_pref("browser.download.panel.shown", false);
user_pref("browser.download.panel.firstSessionCompleted", false);
と記述した user.js をプロファイル内に置くことで、Firefox 起動後の初回に限り、ダウンロード開始と同時にダウンロードパネルが自動表示されます。
(起動中のその後のダウンロードは標準の動作になります。Firefox を再起動したあとは、初回のダウンロードに限り再びパネルが自動表示されます。)
この動作は、旧形式のダウンロードの初期設定である
[ファイルのダウンロード時にダウンロードマネージャを表示する] =有効
[すべてのダウンロードが完了したら閉じる] =無効
―― で、開いたダウンロードマネージャのウィンドウを閉じずに維持したときと、ほぼ同等になります。
つまり、"初回に開いたパネルはその後は背面に隠れているとみなせば、表示・非表示の操作はウィンドウのときと大差ない。形式がウィンドウからパネルに変わっただけ" とユーザーに理解してもらうことで、当初の戸惑いを乗り越えてもらえました。(慣れてしまって、初回のパネル表示の必要も感じなくなれば、user.js を削除してもらえばいいですし。)
ただし、そのつどダウンロードマネージャを手動で閉じていたユーザーや、「[すべてのダウンロードが完了したら閉じる] =有効」の動作に慣れているユーザーには向かないでしょうし、万人向けとは思いません。
Firefox の標準設定に則った動作を前提にすれば、その条件に合うユーザー数はそれなりにあると思われますから、習熟方法として一定の役割は果たせるかもしれない、という程度のことです。余談めいた話になってしまいましたが、以上です。