間違っているかもしれません。他の方からのツッコミを期待しつつ......。
Firefox はオンライン・オフラインの如何を問わず、次回起動時のセッション復元で、開いていたページのキャッシュが残っていればまずキャッシュを読み込もうとし、もしキャッシュがなければ次の段階としてサーバーにリクエストを出してネット上からコンテンツを読み込むようです。
この挙動の理解が間違っていなければ、オフラインで Firefox を起動させる優位性はあまりないように思えます。
キャッシュを消去していたら次回起動時のセッション復元で Web へのアクセスが発生しますが、それを避けるためにオフラインで起動しても、読み込むキャッシュがないわけですから起動した Firefox の各タブには「オフラインモードになっています」と表示されるだけです。
反対に、オフラインで表示するためにキャッシュを残していたら、それはオンラインで起動しても最初に読み込む対象になっているので、わざわざオフラインで起動する意味がなくなるからです。
それでも、Firefox の次回起動時のセッション復元が異常に遅いと感じるなら、その原因を探ったほうがより的確な対策が取れるのではないでしょうか?
例えば Windows 環境の経験からいえば、一般にブラウザのキャッシュ類はディスク上で断片化しやすいデータです。
もし大量のキャッシュを溜め込み、しかもそれらのデータがディスク上で極端な断片化を起こした状態で、大量のタブを復元するような動作をおこなった場合、キャッシュを読み込ませること自体にも、普通に予想する以上の時間がかかってしまうのかもしれません。
なお、単にオフラインで Firefox を起動することが目的なら、
user.js
に
user_pref("browser.offline", true);
と記述してプロファイルに置き、その上で
このドキュメント を参考にコマンドライン・オプションをつけて Firefox を起動してみてください。
このドキュメント には「Thunderbird と SeaMonkey のみ」と書いてあるんですが、好奇心からうちの環境(Windows XP SP3 + Firefox 3.6.11 RC3)で試したところ、なんだかオフライン状態で起動しているみたいです。
(この動作確認にはあまり自信がありません。興味のある方はご自身の環境で試していただけると幸いです。)
また、オフラインで起動してキャッシュを読み込ませるにしても、ページの更新を確認するなどで結局はオンラインに切り替えてスーパーリロードとかするのであれば、操作の手順が増えるだけでトータルの時間がそんなに変わらないか、むしろ余計にかかる気がします。
使い方は人それぞれなので、とやかく言うつもりはありませんけど、もしかしたら期待されるほどの効果は望めないかもしれないことは、いちおうご承知おきください。