browser.offlineを変更しただけではオンラインとオフラインの切り替えはできません。これは以前から覚えているだけのプロパティなので、ちゃんと切り替えインターフェースを呼ばないと、オンラインとオフラインの切り替え、状態識別はできませんので、browser.offlineは基本的に役にたちません。

たとえば、firefox.exe -Pで新しいプロファイルを作ってそれをオフラインで起動すると、最初の2つのタブはオフラインモードになっていると言われて接続を拒否されますが、ロケーションバーでEnterすると実際につながってしまいます。オフライン起動して、さらにそのままオフライン状態を続けるためには、メニューからオフライン状態にしないといけないのです。

http://kb.mozillazine.org/Firefox_:_FAQ ... ig_Entries

browser.offlineのデフォルト値はfalseです。
これは「ファイル→オフライン」で切り替えできます。

Firefox3.0系で-offlineオプションによるオフライン起動をよく行っていましたが、Firefox3.5から効かなくなりました。常にオフラインで起動してしまうというトピックは多いのですが、これはその逆です。

ヘルプにも書いてあるfirefox.exe -Pによるオフライン起動も同様で、起動プロセス中はオフライン状態っぽい(about:blankをスタートページにしてる)ようですが、ブックマークからサイトに飛ぶことが可能で、実際にはオンラインの状態です。

で、about:configを見てると、オンラインなのに"browser.offline=boolean:false"になっているので値をリセットしてみると、"browser.offline=string:(空文字列)"となりました。ん？型が変わるのはおかしいぞ。
そこで*.jsでbrowser.offlineを探してみると、browser.offlineのデフォルト値が存在しませんでした。

その後、いつのまにかfirefox.exe -Pでオフライン起動できることがわかり、オフラインをチェックしなければオンラインで起動できる。なぜがfirefox.exe -offlineでもオフライン起動できるようになった。あれ？直った？
単純にfirefox.exeを起動しただけや、他アプリで表示されているURLをクリックして起動されたFirefoxも正しくオンラインで起動する。またfirefox.exe -Pやfirefox.exe -offlineでも、ちゃんとオフライン起動する。
まさにFirefox3.0系のときにできていた状態がFirefox3.5.2でできるようになった！

と喜んでいるのも束の間、またオフライン起動ができなくなってる。また再発・・・なぜ？

状況を思い出していろいろテストしていると、Firefoxをオフラインからオンラインに変えて終了すると、firefox.exe -Pによるオフライン起動ができなくなることがわかりました。

原因がわかったので対策は、(嫌いなので使わないのだが、仕方なく)user.jsを作ってuser_pref("browser.offline", true);を追加し、強制的に前回Firefoxがオフラインで終了したことに見せかけたところ、前回のFirefox終了状態に左右されないでFirefox3.0系のようにオフライン起動できるようになりました。

Firefox3.0.11→3.5で気づいたこの現象。2台で使ってて両方とも同じ現象なんだけど、もしかすると私だけなのかなぁ・・・。