Firefox とプロファイルを関連付けて起動する AppleScript、Firefox Launcher 3.0 を公開しました。
変更点は四点、

• スクリプトを実行した場合、ラウンチャーウィンドウを開くようにした
• 「通常起動」と「セーフモード起動」の２つから選択して起動できるようにした
• ユーザ設定パートを設け、設定をしやすくした
• スクリプト起動を実行せずにキャンセルできるよう変更した

以前のスクリプトでは別個になっていた通常起動とセーフモード起動を、Firefox Launcher 3.0 では選択して起動できるようになっています。
その他の機能は以前のスクリプトと同様、同時起動、同時セーフモード起動、一つの Firefox を複数のプロファイルで起動する多重起動も、プロファイルとスクリプトを必要なだけ作っていただければ可能です。

詳細

• スクリプト名：Firefox_Launcher3.0.scpt
• 機能：Firefox とプロファイルを関連付け、通常起動またはセーフモード起動の何れかを選択して起動するスクリプト
• 動作テスト：PPC Mac と Intel Mac の Mac OS 10.5.2, Mac OS 10.4.11 上の Firefox 2.0.0.14, Firefox 3.0 RC, Minefield (Firefox 3.0pre) で動作確認
  ※ Mac OS 10.3 と Mac OS 10.4.8 以下の環境では確認していません。
• ノート：プロファイルの数だけスクリプトを作ることで Firefox を多重起動や複数起動することが可能。
• 補足1：一度記述したスクリプトは、起動ディスク内の別アカウントを含め、ご自身以外のログインアカウントで使用することはできません
• 補足2：スクリプト名とフォルダ名は自由に変更くださって構いません
• スクリプトファイル：Intego VirusBarrier X4 にてチェック済み

Firefox Launcher 3.0 の詳細とダウンロードは、下のリンクよりアクセスください。
AppleScript で Firefox を起動 5

# テストではクリティカルな不具合は起きていませんが、お使いの環境によっては問題が起きる可能性もあります。
# もしスクリプト起動で問題が発生する場合は、お使いの環境と共に状況をお知らせください。

Firefox Launcher 3.0 と Thunderbird Launcher 3.0 のスクリプトに不具合があり、現在、修正版を準備しています。
両スクリプトを利用中の方にはご迷惑をおかけしますが、本日中にアップデートを行ないますので、お待ちください。

なお、不具合とは、スクリプト経由で起動した場合、Finder をアクティブにできない、その他のアプリケーションが終了できなくなるといった状況になります。この場合、「command + option + esc」で Finder か反応できなくなったアプリケーションを強制終了、または Firefox か Thunderbird を終了すると問題は解消します。
暫定的な対処方法ですが、アップデート版をアップするまで、この方法で回避ください。

ご迷惑をおかけして申しわけありませんが、宜しくお願いします。

スクリプトの修正個所をお知らせします。
Launcher スクリプトファイルをスクリプトエディタ.appで開き、shell script の部分を修正します。
赤い大文字で表示している「 &」を &1 の後ろに付け加えてください。
※ & の前にはスペースがあることを忘れないでください。
Firefox Launcher 3.0


Thunderbird Launcher 3.0

Launcher 3.0 の問題を修正した Firefox Launcher 3.1 と Thunderbird Launcher 3.1 を公開しました。
3.0 を利用されている場合は、上の様に修正するか、新しいスクリプトに交換してください。
宜しくお願いします。

Launcher 3.0 の問題

Firefox Launcher 3.1

Thunderbird Launcher 3.1

Mac OS 10.5.3 上での Firefox Launcher スクリプトに、たいへん大きな問題が見つかりました。

問題が起きるのは、Firefox 2.0.x のプロファイルを Firefox 3 で起動するスクリプトを使って初めて起動したケースです。
この問題が起きると、システムを巻き込んだフリーズに発展します。

これはスクリプトが原因なのか、OS 10.5.3 のアップデートで起きているのか分かっていませんが、発生すると大きな問題になってしまいます。
また、最初にスクリプトをテストした OS 10.5.2 では発生しなかったと思うため、OS 10.5.3 環境でのみ起きることかもしれません。

どちらにしろ、たいへん大きな問題ですので、スクリプトを使用されている方がいらっしゃいましたら、今日アップした情報をご覧ください。
Firefox Launcher Script の重要なお知らせ

ひょっとすると Bug 436575 – Moz apps experience unkillable hangs after installing Mac OS X 10.5.3 (loading VerifiedDownloadPlugin.plugin) でしょうか。
自分のところでは、Firefox Launcher Script は使っていませんが、10.5.3 に更新した後 hang が多発(かつ、強制終了も効かない)するようになってしまって困っていたのですが、そこに出されているパッチで今のところ解消しているように見えます。
自分でビルドできないような人でも、Bug 436575 Comment 38 に書かれている tryserver build を使えば、パッチの効果を確認できます。

情報ありがとうございます。
さっそく Steves さんのビルドで問題が起きる手順、Firefox 2.x のプロファイルをスクリプト経由で変換を試してみました。
結果はエラーもなく問題のプロセスも残らずに完了できます。

Bug 436575 を読んでみましたが、ウチの環境 PM G5 Dual 2.3/10.5.3 では、通常の起動方法（アイコンをクリック）では問題なく Firefox 2 のプロファイルを変換することができます。（この辺は「ケースによって」といったようなことも見られるので、ウチの環境が例外なのかも）
スクリプトは bush から firefox-bin を使って起動するので問題が起きているのかと思っていましたけど、Comment #56 に詳しく書かれてますね。

Comment #2 Carsten Book で、残っているプロセスが見えないと書かれていますが、私の方で確認したときは「firefox-bin -rsrc」が該当プロセスでした。これがドックに残った Firefox のようです。
このプロセスは Terminal で kill -9 （そもそもこれ自体が command not found）や killall で終了させられないというか、プロセス自体が存在しないと表示されます。
結果、パワースイッチによる強制終了しか選択肢がなくなります。

やっぱりそれでしたか。
RC3 にはこれに対する修正が入りましたので、リリース版では問題なくなるでしょう。