追加情報、ありがとうございました。
よしよし さんが書きました:
firefox35.0.1から最新バージョン
現時点における Firefox の最新バージョンは 44.0.2 です。
Firefox 35.0.1 のリリースは 2015 年 1 月、1 年以上前のバージョンです。
35.0.1 から一気に 44.0.2 まで上げたのなら、メジャーバージョンで 9 段階分の落差があることになります。
これだけバージョンの開きが大きいと、Firefox 本体で仕様変更された部分がけっこうあるでしょうし、35.0.1 で導入しておられたアドオンが 44.0.2 では正常に動作しないか、予期しない誤動作を起こしてしまう危険性も高まります。
その結果、履歴データを含めたプロファイル内のデータに、何かしらの悪影響が及んだ可能性も考えられます。
よしよし さんが書きました:
私の言う履歴というのは履歴とブックマークの管理→”今日、昨日、一週間、1月”の””で括った部分です。
それなら、表示した(閲覧・訪問した)ページの履歴のことですね。
この閲覧履歴のデータは、ブックマーク、ダウンロード履歴といっしょに、プロファイル内の places.sqlite というデータベースファイルに保存されています。(URL のデータがまとめて保存されています。)
前便でも申し上げましたが、通常は Firefox を自動更新したときに、閲覧履歴を含め places.sqlite の持つデータが削除されることはありません。
しかし、上述したようにバージョン間の開きが非常に大きいので、Firefox 本体で変更があった要素のデータを適切に引き継げなかったとか、導入済みのアドオンの動作に何かしらの問題が起こり places.sqlite が保持するデータの一部(とくに閲覧履歴?)がダメージを受けたとか、そういったことがあったのかもしれません。
もし、閲覧履歴のデータが実際に破損・消失したようなケースなら、places.sqlite のバックアップを取っていない限り、閲覧履歴の復元は困難だと思います。
一方、上述のようなバージョン間の開きがとトリガーになるなど、更新時にプロファイルの問題が検知されると、[リフレッシュ] が実行されることがあります。
その場合でも通常は、既存のプロファイルから引き継がれる一部のデータに places.sqlite が含まれているので、閲覧履歴も引き継がれます。
しかし、既存のプロファイルがもともと何かしらの異常を抱えていれば、引き継ぎの動作自体が適切におこなわれない可能性はあります。
加えて、[リフレッシュ] が実行されるときは必ず、既存のプロファイルが丸ごと、リネームしてバックアップされます。通常はデスクトップに作られるはずです。
もしそのバックアップされたプロファイルがあり、その中に正常な状態の places.sqlite が存在するなら、[リフレッシュ] 後の新しいプロファイルにある places.sqlite をバックアップのそれと置き換えることで、以前の閲覧履歴を復元できる可能性は残されています。(ブックマークやダウンロード履歴など、places.sqlite に保持されている他の情報も影響を受けることに留意してください。)
ただ、よしよし さんのところの具体的な実情がわからないので、確実にできるとはいえません。
いま使っているプロファイルの状態を度外視して、places.sqlite などのファイルを不用意に操作すると、別のトラブルを呼び込むことがあります。
バックアップの有無や、現在のプロファイルの状態を具体的にお示しいただけるなら、もう少しアドバイスできることはあるかもしれませんが...。
ご提示の情報から推測できることは、とりあえず以上です。的外れだったらすみません。
(補足)
ユーザーの都合で Firefox のアップデートを何段階かスキップし、間をあけてアップデートするときに、バージョン間の落差が非常に大きくなっていることがあります。
このような場合、古いバージョンで使っていたプロファイルを、そのまま一足飛びに最新バージョンで使い回すと、トラブルが起こりやすくなります。
さらに、遭遇したトラブルを回復しようと、古いバージョンに戻して同じプロファイルを使う、再び最新バージョンにアップデートするといった具合に、既存のプロファイルを新旧のバージョンで何度も行き来して使い回すと、問題をいっそう深刻化させることがあります。
とくに、ユーザーが導入しているアドオンの数や施しているカスタマイズの内容が多いほど、つまりプロファイルの中身が複雑さを増しているほど、この傾向は高まります。(バージョン間の開きが大きいアップデートで必ず問題が起こるとはいいませんが、それまでユーザーが使ってきたプロファイルの状態によっては、問題が起こりやすくなるのは確かです。)
順次アップデートしていくのではなく、バージョン間の開きが非常に大きい状態でアップデートする場合、既存のプロファイルを確実にバックアップしてトラブル発生に備えるか、新しいバージョン用に新しいプロファイルを作り、そのプロファイルで新バージョンを動かすほうが、トラブル発生の確率はずっと低くなると思います。