横から失礼します。
隊長さん さんが書きました:
自動転送はされるが、Thunderbird では受信できないというのは、何かTunderbirdに問題があるのかと思うのですが原因不明です。
そうとは言い切れません。
もし、nifty のサーバに入ってきたメッセージに対し、自動転送された後にそのデータがサーバ側で移動または削除されていたら、Thunderbird で受信できなくて当たり前だからです。
隊長さん さんが書きました:
また、Tunderbirdのサーバー設定は、
ダウンロード後もサーバーにメールを残す、にチェック
ダウンロードしてから○○日以上経過したメッセージは削除する、はチェックオフ
ダウンロードしたメッセージを削除したら、サーバーからも削除する、はチェックオフです
Thunderbird がこの設定になっているにも関わらず、
隊長さん さんが書きました:
Thunderbirdで受信、niftywebメールでも受信、yahooメールへも転送実施
その後10分ほどすると、niftywebメールの受信箱が空っぽに。
ということが起こるのなら、サーバ側に原因がある可能性のほうが高いように思えます。
ご存知のように、POP であれ IMAP であれ、電子メールの基本的な流れは次のようになっています。
[送信者(A)] -(L)-> [送信サーバ(B)] -(M)-> [受信サーバ(C)] -(N)-> [受信者(D)]
本件では、受信者(D) = Thunderbird 31.7.0 を使っている "隊長さん" さん、受信サーバ(C) = nifty ということになります。
同時に本件では、任意のユーザー設定が施されています。受信サーバ(C) の「自動転送」機能で、(C) に着信したメッセージが Yahoo!メールに転送されている点です。
(D) の Thunderbird の役割は、受信サーバ(C) に到着して既定の場所(メールボックス)に存在するメッセージデータをダウンロード(受信)することです。
この場合、
(X)受信サーバ(C) のメールボックスにメッセージデータが存在しているのに、それらを適正にダウンロード(受信)できないのなら、(D) の Thunderbird に問題が起こっていると推測できます。(別パターンとして、後述の
【注】もご参照ください。)
(Y)受信サーバ(C) のメールボックスにメッセージデータが存在しないのなら、(D) の Thunderbird でダウンロード(受信)できないのは当たり前で、問題は受信サーバ(C) にあると推測できます。
kiki さんからも同様のご指摘がありますが、まずはこの(X)と(Y)をきちんと切り分けることが重要だと思います。
Thunderbird の設定で [新着メッセージがないか起動時に確認する] が有効になっているのだと思いますので、これを無効にするか、PC 起動後 Thunderbird を立ち上げる前に、Web メールで nifty のサーバを見て、Thunderbird が nifty サーバとの通信を実行する前の nifty サーバの状態を確認してみてください。
合わせて、転送先の Yahoo!メールも確認し、nifty と Yahoo! に入っているメッセージの状態を把握します。
その後、Thunderbird を起動して受信操作を実行し、メッセージがダウンロードできるかどうかを試してください。
最初に Web メールで確認したとき、nifty のサーバに何もなく、Yahoo! には転送されたと思われるメッセージが存在するなら、明らかに nifty サーバ側に問題があります。
Web メールで確認したとき、nifty のサーバにはメッセージが存在していて、そのあと Thunderbird で受信操作をしたとき、受信できないのなら、Thunderbird 側に問題がある可能性が高くなります。
ただ、nifty のサーバからメッセージが消える原因は、もう少し調べてみる必要があろうかと思います。
(補足説明)
既出の情報から流れを追うと、次のように考えることができます。必ずそうだとはいいませんが、仮説として参考にしてください。
隊長さん さんが書きました:
症状
・送信されたメールの一部(ほとんど)が受信できない
・中には受信できるメールもある
・同一送信者のメールも、受信できる時とできない時がある
・自動転送先のyahooアドレスにはすべてのメールが転送されている
・Thunderbirdからのメール送信は問題なく行える
・Thunderbirdを起動すると受信メールなし
・その後、niftyのwebメールを起動するとメールなし
・最後のYahooメールを起動すると、新着メールが届いている
・niftyに上記メールについて確認したところ、すべてのメールはniftyサーバーに到着し、転送が行われているとのこと
隊長さん さんが書きました:
本日の状況:地域サークルのメンバー数名から何件かメールが届きましたが、うち2件はThunderbirdで受信、その他はyahooメールのみで受信です。
自動転送の設定:メールボックスにメールを残す、にチェックしています
nifty Web メールの状況:受信箱は空っぽ
着目すべき点は、次の要素だと思います。
・「自動転送先のyahooアドレスにはすべてのメールが転送されている」
・「niftyに上記メールについて確認したところ、すべてのメールはniftyサーバーに到着し、転送が行われているとのこと」
このことから、"隊長さん" さん宛のすべてのメッセージは、一度は受信サーバ(C) に到着していて、ゆえに Yahoo!メールに自動転送されていると、ひとまずは判断できます。
つづいて、次の点に注目します。
・「自動転送の設定:メールボックスにメールを残す、にチェックしています」
・「Thunderbirdを起動すると受信メールなし」
・「その後、niftyのwebメールを起動するとメールなし」
Yahoo!メールへの自動転送が実行された後も、nifty サーバのメールボックスには、同じメッセージが存在していることになります。
nifty サーバにメッセージデータが存在しているのに、Thunderbird に問題が起こっていて正しく受信できないのであれば、「その後、niftyのwebメールを起動するとメールなし」ということは考え難いです。
[ダウンロード後もサーバにメッセージを残す] が無効になっている場合、Thunderbird で受信できたメッセージが nifty サーバから削除されるパターンはありえますが、"受信できていない" のならふつうは削除されません。
[ダウンロード後もサーバにメッセージを残す] が有効なら、受信できるか否かに関わらず、Web メール機能で nifty サーバを見たとき、メッセージが存在するはずです。
ということは、もともと (C) の nifty サーバに部分的なメッセージデータしかなかったので、(D) の Thunderbird で「一部(ほとんど)が受信できない」と考えたほうが、この場合は辻褄が合うように思われます。
それでは、なぜ (C) のメールボックスにメッセージデータが存在しないか、という話になります。
いまある情報から推測できることとしては、(C) の nifty サーバにおいて、
(a) 自動転送後のメッセージデータの扱いに問題が起こっている可能性
(b) 迷惑メール対策サービスのユーザー設定が不適切か、誤判定の修正をおこなっていない可能性
―― といったあたりが疑われます。
とくに、(b) を疑うのは、次の記述があるからです。
・「中には受信できるメールもある」
・「同一送信者のメールも、受信できる時とできない時がある」
・「地域サークルのメンバー数名から何件かメールが届きましたが、うち2件はThunderbirdで受信」
自動転送機能の場合はおそらく、nifty のアカウントに入ってきたメッセージが一律に転送されるのだと考えられますが、迷惑メール対策の場合は、メッセージごとに判定があるので、その結果に差が生じます。一般的にはメッセージの全データを精査して判別するはずなので、内容如何によっては差出人が同じでも迷惑メールと判断されるときがあります。通常、誤判定に対する修正をユーザーがおこなう("学習" させる)ことで、迷惑メールの判定精度が向上していきます。
当方は nifty ユーザーではないので、nifty のメールサービスについて詳細かつ具体的なところまではわかりません。nifty において、自動転送と迷惑メール対策がどのように動作しているのか、ユーザーがどんなサービスを組み合わせて利用し、いかなる設定を施しているのかも詳しくはわかりません。
しかし、多くのプロバイダで通用する一般論としては、上述したようなことは言えると思います。
そのあたりを意識して、いま一度 nifty のメールサービスのユーザー設定を点検なさってはいかがでしょうか。
【注】上述(X)のバリエーションでしばしば起こること自分宛に送られたことが確実なメッセージを Thunderbird で「受信できない」というケースにおいて、比較的よくあるのが Thunderbird の迷惑メールフィルタとその設定の影響で、受信後に見失ってしまうケースです。
どんなメールソフト(あるいはサーバ)の迷惑メールフィルタ機能にも言えることですが、誤判定が起こりうることは避けられません。
この事実を意識していないと、運悪く誤判定によって正常なメッセージが移動・隔離されたとき、受信メッセージを見失ってしまうことがあります。
とくに、[オプション] -> [セキュリティ] -> [迷惑メール] -> [迷惑メールと判断したメッセージを既読にする] を有効にしていると、見失いやすくなります。
通常のメッセージフィルタと組み合わせて、ユーザーが任意の設定を施している場合は、さらに複雑・深刻になるケースもあります。
Thunderbird で受信操作をおこなったあと、メニューボタンまたはメニューバーの [ツール] から [イベントログの管理] を見ると、受信すべきメッセージがなかったのか、受信はできているが迷惑メール判定後の隔離先に移動されたのか、判断できるはずです。
とりあえず以上です。的外れな話になっていたらすみません。