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【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください
https://forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=2&t=14750
ページ 34

作成者:  WADA [ 2014年5月08日(木) 14:08 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

PrefBarで自分用のボタンを作れるんなら、ボタンの追加場所をtoolbarpaletteにすればいいだけだから、ボタン倉庫にボタンを作ってくれるものがあっても良さそうなものだが、と思って、「Custom ToolBar Button」で検索したら、ありました(^^)
> Custom Buttons 0.0.5.7
> Gives a possibility to create custom toolbarbuttons...

今使えるカストマイズ方法。
  1. Custom Buttons を入れる。
    ⇒ 「Customize」メニューの下に「Add new button...」というメニューが追加される。
  2. PrefBarを入れる
    ⇒ 「PrefBar Toolbar」という「ツールバー」が追加される。
      (アイコンと文字の両方を表示、という特徴がある)
    ⇒ 「PrefBar Toolbar Items」という「ツールバーボタン」と、「PrefBar ▼」という「メニューボタン」が追加される。
  3. The Addon Bar(restore) を入れる
    ⇒ 「The Addon Bar」という「ツールバー」が追加される。
  4. Classic Theme Restorerを入れる
    ⇒ 「Flexible Space」と「Space」を、ツールバーのカストマイズで使えるようになる。

これだけあれば、
(1) カストマイズで、タイトルバーを非表示にし、以下のツールバーを全部表示、
> Menu Bar
> Bookmarks Toolbar
> PrefBar Toolbar
> The Addon Bar
(2) TabBarの中の要素、 Navigation-Toolbarの中の要素、PaneUI-menu-button(アイコン)で開かれるPaneUI-popupの中の要素、も含めて、移動できる要素を全て、ボタン倉庫に戻す。
(3) PrefBarの事前定義、PrefBarの各種の追加ボタンをインポートしたもの、メニューバーの<menuitem>の定義のoncommand、などの通りに、
「Custom Buttons」を使って、Reload, Back, Forward, ToggleBookmarksSidebar, ToggleHistorySidebarなどの、自分が欲しいボタンを作成する。
アイコンファイルを指定しなければ、「☆」アイコンが使われるので、アイコンは後で適当なものを探せばよい。
(4) Classic Theme Restorerを有効にし、再起動。
以下のツールバーに、「Flexible Space」を、2つか3つ、適当に放り込んで、
Classic Theme Restorerを無効にして、再起動。
> Menu Bar
> TabBar
> Navigation-Toolbar(nav-bar)
> Bookmarks Toolbar
> PrefBar Toolbar
> The Addon Bar
(5) 「Custom Buttons」を使って作ったボタンは、まだ全部「☆」アイコンなので、
「Custom Buttons」を使って作ったボタンは、アイコンと文字の両方が表示される「PrefBar Toolbar」に配置する。
(6) 他の全ての、倉庫にあるボタン/メニューボタンなどの要素を、
Menu Bar, TabBar, Navigation-Toolbar(nav-bar), Bookmarks Toolbar, PrefBar Toolbar, The Addon Bar, PaneUI-popup, ボタン倉庫、
の、どこでも好きな場所に配置する。
ただし、「StatusBar」は、標準の「The Addon Bar」の中に、使わない「PrefBar Toolbar Items」は、ボタン倉庫の中に、おいておくほうがいい。
(7) 「Flexible Space」は、ボタン倉庫に戻しさえしなければ、任意の移動ができるので、適宜場所を移動してレイアウトを調整し、不要になった「Flexible Space」は、ボタン倉庫に戻して、削除。
(8) 何もボタンを置かなかったツールバーを、非表示にする。
(9) 「Custom Buttons」を使って作ったボタンのアイコンファイルを設定する。
「Custom Buttons」を使って作ったボタンのアイコンファイルをきちんと設定した後は、任意の場所に置けるので、適宜移動して、レイアウトを調整する。

nav-barのReloadボタンの位置の問題は、nav-barの左に「Custom Buttons」で作ったボタンを置けば、ほぼ解消すると思います。
[追記-1]
Reloadボタンに関しては、「Custom Buttons forum で提供してくれている Reload/Stop Move for Nightly というボタン」を、このサイトからインストールし、
カストマイズで、「Reload/Stop Move for Nightly」というボタンをnav-barの前(すぐ左)に置き、
このボタンをクリックして、きちんとしたアイコンつきのReload/Goボタンをだす、
というのが、一番楽だと思います。
[追記-1 終わり]
[追記-2]
「Custom Buttons」を使って作ったボタンを、削除する方法がわからない(^^;
「編集」する方法がないみたいだ、ということは、気がついていたのだが...
[追記-2 終わり]
[追記-3]
Custom Buttons forum で提供してくれている My Menu buttons(File, Viewなどのメニューをボタン化してくれる)」を、このサイトからインストールして、ツールバーのカストマイズで動かすと、メニューバーのメニュー項目を、ボタン倉庫に移動してくれて、メニューバーから消してくれる。
こうすると、一番上の「メニューバー」も、全て自分の好みのボタン・メニューボタンを置く場所に変えられる。
ただし、元のメニュー項目に戻す方法などは、未だ不明(^^;
[追記-3 終わり]
[追記-4]
なんとか、Custom Buttons で追加したボタンを削除する手段や編集する手段を発見。
http://custombuttons.sourceforge.net/fo ... f=2&t=2709
My Menu buttons で追加したボタンを削除すれば、メニューバーのメニュー項目も元に戻ってくれるのがわかって、一安心。
これで、せいぜい数個の単機能のボタンを追加するだけのアドオン(機能拡張)は不要になるのかな。
これが、Tb 31とかTb33とか、Tb3xで提供されるというようなことを言っていた、簡単に追加できるカストマイズ可能なボタン、の実体?
[追記-4 終わり]
[追記-5]
ツールバーカストマイズにおける、PaneUI-popupの名称は「メニュー」でした。
「Move to Toolbar」の「Toolbar」は、Navivation Toolbar(nav-bar)、一体化した「Back/Forward、URLボックス、Go/Reload」、であり、移動すると、この要素の右に追加されます。
「Move to Menu」の「Menu」は、PaneUI-menu-button(三ボタン)で開く PaneUI-popup のボックスを指していました。
標準だと、メニューバー、タブバー、ツールバー、ブックマークツールバー、および、メニュー(メニューボックス、と言ったほうがわかりやすいかも)、があり、「ボタンの倉庫」(toolbarbuttunpallete)がカストマイズで表示されて、任意のボタン・メニューボタンは任意の場所に移動できる、ということになりますね。
[追記-5 終わり]

私は、PaneUI-popup(メニューorメニューボックス)に置いたメニューやボタンは、ワンクリック余計にいるのと、メニューバーがやっぱり必要なので、
メニューバーを表示して、ボタン類の多くを、「Flexible Space」を適宜はさんでメニューバーにおき、
nav-barには、右側に「検索ボックス」だけとか、それほど多くのボタンを置かず、
ブックマークツールバーは使うのは止めて、メニューの「Bookmarks」経由にして、「Bookmarks Toolbae Items」は、テキストとアイコンの両方が表示されるPaneUI-popup(メニューorメニューボックス)に入れてしまい、
「Custom Buttons」を使って作ったボタンはまだ全部「☆」アイコンなので、文字も表示されるPrefBar Toolbarにおき、
The Addon Barは非表示にし、
表示するようにしているPrefBar Toolbarにいくつか必要なアイコンを置き、
「PrefBar Toolbar Items」を除いて、残りは全部、PaneUI-popupのボックスの中に置く、
というようにしてみました。
メニューバー、タブバー、nav-bar、PrefBar Toolbar、だけが表示されているので、横長で縦が狭い液晶だと、一行稼げ、
「Flexible Space」で、ボタンのグループ分けができるので、割とスッキリした感じで、
いつでもメニューバーを使える、というメリットも得られました。

参考までに。

作成者:  偶然的通行人 [ 2014年5月08日(木) 20:22 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

pos さん、たくさんの情報をありがとうございます。

pos さんが書きました:
Windows環境において、終了操作をしてFirefoxのウインドウを閉じてもプロセスが終了しない、「Firefoxは起動していますが応答しません」と表示されるケースがあるようです。
(引用以下略)

もし Bugzilla に報告された当該バグをご存じなら、そのページをポイントしていただけるとありがたいです。

一般的には、Firefox 29.0 だけでなくどの Firefox のバージョンでも、
(a)ユーザーが施している Firefox の設定内容や導入しているアドオンの働きによっては終了処理が増える。
(b)ユーザーの使っているマシンのスペックその他システムの事情によっては終了処理に時間がかかることがある。
(c)ユーザーが次に Firefox を起動させるタイミング。
―― の組み合わせ如何によって、[Firefoxは起動していますが応答しません] は現れます。

これに関連していえば
(d)Firefox 29.0 で、終了処理に必要な動作内容が増えた(アドオンを抜きにして)。
ということがもしあるなら、上記の条件が当てはまるケースが増える可能性はあると思います。
ご報告の事象が発生するケースに法則性が見い出せていないので、もっと突っ込んで問題点の切り分けを進めてみる必要があるかもしれません。

一方、
(e)Firefox 29.0 で、それ以前のバージョンにはなかった終了処理に関係するバグが入り込んだ。
ということがもしあるなら、それが特定条件のユーザー環境で発現することも可能性としては否定できません。
そのあたりも現時点では問題の切り分けはできていませんので、Bugzilla にバグ報告がされていないのなら、もっと詳しく調べたほうがいいと思います。

問題の具体的な原因や背景はよくわかりませんから、現状では "Firefxo 29.0 でそういうことが起こっている報告があるから気をつけてね" という現象報告と注意喚起の域を出ませんが、今後詳しい中身が見えてきたら、別のトピックをたてバグとして報告・検証したほうがいいかもしれませんね。

作成者:  偶然的通行人 [ 2014年5月08日(木) 20:25 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

aides さん、kiki さん、Cai さん、WADA さん、ご意見ありがとうございます。
合わせて、カスタマイズに関する詳しい事例紹介と説明、感謝します。> WADA さん
29.0.1 の情報、ありがとうございます。> pal さん

やはりユーザーによって Firefox の使い方や新 UI の受け止め方はいろいろありますね。
みなさんのおっしゃっていることは、自分ひとりでは見渡せなかったところを気づかせてくれ、とても興味深く、刺激になります。

あらためて復習してみたのですが、Thunderbird で先行的に Australis デザインが取り込まれたのは Version 15.0 からでした。
Thunderbird Release Notes v.15.0, released: August 28, 2012 さんが書きました:
New User Interface: Thunderbird is replicating the new look and feel of Mozilla Firefox in an effort to provide a similar user experience across all Mozilla software desktop or mobile and all platforms.

2012 年 8 月末のことですから、Firefox 29.0 の Australis と同じではないのでしょうし、ソフトウェアの性格の違いからくる意図された差異もあると思いますが、Thunderbird の「三」のアプリメニューはテキストメニューになっていて、メニューバーと同様にマウスオーバーで自動的にサブメニューが開閉するのは、ご存じのとおりです。アプリメニューのボタンをナビゲーションバーから外すこともできます。この動作は Firefox 28.0 までの [Firefox ボタン] とほぼ同じで、Thunderbird では 24.5 の現在でもそのままです。

こういうスタイルを Firefox 29.0 では採らず、大きなアイコンを配したメニューパネル形式にしたのは、よりいっそうタッチパネル操作(タップやスワイプなど)を意識し、そちらへ舵をきった結果なのでしょうね。
ただし、まだ完成といえるものではなく、30.0 、31.0 、32.0 …… と UI の改良は続いていくと思います。そして、その過程にユーザーの声をどれだけ反映させられるかによって、結果も変わってくるのだと思います。

(余談1)
タブ(バー)の視認性に関連して少々...。
ざっくりと視認性という言葉を使ってしまいましたが、ぼくが意識しているのは "どのタブでどの Web ページを読み込んでいるのか" の識別のしやすさ、と申しましょうか。
タブまわりについてのユーザーの運用方法は一律ではありませんから、どういう動作や見栄えを求めるかも一概にはいえませんので、そのことの是非を論じるつもりはありません。

前便では言葉だけで触れましたが、[タブの一覧表示] や [タブグループ] の機能をうまく併用すると、タブバーの表示だけではさばききれないことを、けっこう補完してくれます。
例えば、タブが増え、最少幅に固定されたあとは横スクロールが発生しますが、このときタブバーの右端に表示されるドロップマーカー「タブの一覧表示」(alltabs-button)を、ぼくは愛用しています。
タブ幅に関係なく、そのタブで開いているページのタイトルを表示してくれ、なおかつタブ数が多いときの一覧性はタブバーより優れていると思うからです。

横スクロールがなくても常時表示されるよう、ユーザースタイルに次のように書いたりして、ささやかなカスタマイズもしています。
/* タブバー右端のタブ一覧ボタンを常時表示する */
#alltabs-button {visibility: visible !important;}

(余談2)
この先も続くであろう UI の改良・変更という点について少々...。
[タブを閉じる] ボタンの配置バリエーションが Firefox 31.0 から固定されるかもしれません。

現行の 29.0 には、以前のバージョンからある設定項目(整数値)の browser.tabs.closeButtons が存在し、[タブを閉じる] ボタンをどこに配置するかを数値で選択できます。デフォルト値は 1 です。
http://kb.mozillazine.org/Browser.tabs.closeButtons

少なくとも現時点では、Beta 30.0b2 にはこの設定が生きていますが、Aurora 31.0a2(次期 ESR 候補)では削除されていて、「すべてのタブに表示する」(browser.tabs.closeButtons : 1 相当)に固定されています。新規にこの設定項目を作成しても変更はできませんでした。Nightly 32.0a1 でも同様でした。(Nightly 31.0a1 では存在していたと記憶しているのですが...。)

もしこのとおりに進めば、例えば Firefox 1.x 相当のようにタブバー右端だけに閉じるボタンを配置するとか、すべてのタブに閉じるボタンを表示しない、というような選択はできなくなります。
タブに表示されるタイトル文字を少しでもかせぐため、タブへの閉じるボタン表示を避けていたユーザーには影響が出るかもしれませんね。

SeaMonkey は、伝統的に Netscape の流れを色濃く残し、Firefox が最初は 3 だったデフォルト値を 1 にしてからも、browser.tabs.closeButtons : 3 相当の UI を固定的に維持してきました。現行の 2.26 でもそうなっています。2.27 以降のバージョンは試していませんが...。

作成者:  pal [ 2014年5月08日(木) 20:39 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

偶然的通行人 さんが書きました:
pos さん、たくさんの情報をありがとうございます。

pos さんが書きました:
Windows環境において、終了操作をしてFirefoxのウインドウを閉じてもプロセスが終了しない、「Firefoxは起動していますが応答しません」と表示されるケースがあるようです。
(引用以下略)

もし Bugzilla に報告された当該バグをご存じなら、そのページをポイントしていただけるとありがたいです。

29.0.1のメインどころとして先述したバグ
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1005958
のcomment3で記述されている、
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=970923
や、これの重複バグとされている
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1005487
などが該当するものになるかと思います。

状況としては、
引用:
(e)Firefox 29.0 で、それ以前のバージョンにはなかった終了処理に関係するバグが入り込んだ。

でしょう。

作成者:  偶然的通行人  [ 2014年5月08日(木) 20:53 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

連投で失礼します。

Firefox 29.0 に対応した Status-4-Evar の正式版がリリースされています。

アドオンバーの復活には The Addon Bar (Restored) が手軽でよく利用されますが、「ステータスバー」としての働きを重視するユーザーは、Status-4-Evar をお好みの方も多いと思います。
このアドオンの正式リリース版は、Firefox 29.0 に対応しきれておらず、29.0 ではベータ版である Status-4-Evar 2014.02.18.00b が使われていました。
で、今般ようやく正式版である Status-4-Evar 2014.05.03.06 がリリースされました。

ただ、ベータ版を入れた Firefox 29.0 では、自動更新に引っかからず気がつかないことがあるかもしれません。
そんなときは、下記から入れ直してください。
https://addons.mozilla.jp/firefox/details/235283

(追伸)
pal さん、Bugzilla の当該ページの紹介、ありがとうございます。
29.0.1 のリリース候補版が FTP に上がっているのは見ました。

作成者:  pal [ 2014年5月08日(木) 21:53 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

偶然的通行人  さんが書きました:
29.0.1 のリリース候補版が FTP に上がっているのは見ました。

細切れですみません。
29.0.1は何もなければ、現地9日(日本時間10日)リリース予定です。
https://wiki.mozilla.org/Firefox/Planni ... t_Releases
引用:
we are vetting a 29.0.1 candidate right now, which will be released on Friday May 9th in place of unthrottling 29.0 updates

作成者:  WADA [ 2014年5月09日(金) 11:51 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

偶然的通行人 さんが書きました:
(余談2)
この先も続くであろう UI の改良・変更という点について少々...。
[タブを閉じる] ボタンの配置バリエーションが Firefox 31.0 から固定されるかもしれません。

FirefoxのTrunkでは、「すべてのタブに表示する」==(browser.tabs.closeButtons : 1 相当)に固定しちゃったから、もう browser.tabs.closeButtons は不要、と いうことで、設定自体が廃止されました(bug #865826、Firefox 31から) 。

Thunderbirdでは、一番左のタブは閉じられないから browser.tabs.closeButtons : 1であってもXボタンは表示されず、browser.tabs.closeButtonsを廃止すると自己矛盾を引きこすことになるから、browser.tabs.closeButtonsの廃止までもFirefoxに追随することは、ないはず(^^)

SeaMonkeyでは、Mail&News(tabmail)は、Thunderbirdにならって、とっくの昔に、browser.tabs.closeButtonsをちゃんと見て表示していた、ということが、ついこの間判明しました(「Bug 534221」)。
Browser(tabbtowser)の方は、browser.tabs.closeButtons なんてなものは見ていなくて、 「タブバーの右端に一個だけ」==(browser.tabs.closeButtons : 3 相当)で固定。
で、ブラウザーでは、まずbrowser.tabs.closeButtons : 1モードをサポートできるUIを作り、それからtabmailのようにbrowser.tabs.closeButtonsの設定どおりの表示にする、 という、2段階の作業が必要なんですよね。
「We should maintain browser.tabs.closeButtons even if Firefox is removing it.」と言っていましたから、そのうちに、ブラウザーでも、タブごとのXボタンを作ってくれるでしょう。[/quote]

作成者:  WADA [ 2014年5月09日(金) 16:35 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

偶然的通行人 さんが書きました:
やはりユーザーによって Firefox の使い方や新 UI の受け止め方はいろいろありますね。
みなさんのおっしゃっていることは、自分ひとりでは見渡せなかったところを気づかせてくれ、とても興味深く、刺激になります。

いえ、こちらこそ。
偶然的通行人 さんが、Australisの説明をしてくださって、PrefBarによる改善策とか使えるアドオンとかの紹介とかをしてくれなかったら、どのみちAustralis 0.9.0だし、Australis 1.0.0くらいにはなっているだろうFirefox 33くらいになってから新規プロファイルからちゃんと試してみよう、とか思っていた私が、最初のAustralisの正規リリースなんぞという危険なものを試してみることは無かった(^^)
また、偶然的通行人さんと周囲の方の評価や、aides さん、kiki さん、Cai さん、達の評価とかアドオンの紹介が無かったら、一体、どのあたりにどんな問題があるのか、把握できなかったと思います。
また、改悪だ!、と騒いでいる人がいたとき、本当にあなたがおっしゃるくらいにそんなにひどいものなの?、と、問うことすらできなかったと思います。

今回、教えてもらったアドオンを使ったりしてカストマイズしてしてみて、とりあえず自分がストレス無く使える、という感じに配置してみて、他の方がおっしゃっている、欲しいボタンがない、欲しいボタンをカストマイズで配置できない、使いたいボタンとかメニューに非常にたどり着きづらい、といったこと以外で、自分が、何に一番ストレスを感じていたかが理解でき、どうやればそれが改善できるのかを、実感できました。

  • 標準で提供されていて、カストマイズのMove to Toolbarで移動されるツールバー(nav-bar)においては、テキストは表示されず、アイコンしか表示されなくて、
    直感的にわかりやすくて、識別しやすい、というようなアイコンは、それほど多くはない。
    そして、ツールチップは、アイコンの上にマウスを持っていかないと表示されないから、何かをしようとしたときに、何度もアイコンの上を通さないといけない。
    一方、テキストとアイコンが表示される、カストマイズのMove to Menuで移動される「メニューパネル」は、
    「三ボタン」のクリックで「メニューパネル」を開き、 中のボタンをクリック、という、多段階の操作が要る。
    標準で、メニューバー、ブックマークツールバー、もあるが、こちらも、メニューバーのメニューを除き、アイコンだけ。
    ⇒ (対策)
    PrefBarが提供する、PrefBar Toolbarだと、テキストとアイコンが表示されるので、「ツールバー式メニューパネル」として使える。
    これが、今回、私にとって、一番効果的でした。
    nav-barにあって、アイコンだけだからわけがわからない、の防止ができる。
    メニューパネルの中にあるのでワンクリック余計に必要、の回避ができる。
    nav-barには、「- 100% +」のような視認性の非常に良いものだけを置くことで、随分改善されました。
  • 偶然的通行人 さんがおっしゃるように、何かをするボタンか、メニューを開くものか、あるいはパネルを開くものか、などは、アイコンだけからはわからない。
    ⇒ (対策A)
    Classic Theme Restorerを一時的にアクティブにして「Flexible Space」と「Space」を復活させ、
    どのツールバーにおいても、「左のブロック」「Flexible Space」「真ん中のブロック」「Flexible Space」「右のブロック」、のように配置すれば、
    ボタンのカテゴリー(ブックマーク系、ツール系、など)、ボタンの性質(設定のトグル、あるアクションをする、メニューを開く、など)、などで分類できる。
    ⇒ (対策B)
    Firefox 29の標準の「ツールバー」==nav-bar、以外のツールバー、
    たとえば、ウィンドウのトップに置かれる標準の「メニューバー」、および、nav-barの下に置かれる「ブックマークツールバー」、
    その下に置かれる、PrefBarで提供される、「PrefBar Toolbar」、
    The Addon Bar(restore) で提供される、ウィンドウの下に置かれる、 「The Addon Bar」と、
    Status-4-Evar で提供される、ウィンドウの最下部に置かれる、 「Status Bar」、
    なども適宜選択して利用し、
    ツール系は、メニューバーに、「Find」ボタンはStatus Barの左端に、「タブグループ」は、[Tab Bar]の右端に、など、置く場所を工夫する。
なんのことはない、Fx 29で殺されたAdditional ToolbarとAddon Barの復活とほぼ同じこと、に加え、「Flexible Space」の復活をしただけのこと。
「アイコンとテキストの両方を表示」、も、一部復活かな?
他にしたことは、
  • 欲しいボタンがない、使いたいボタンとかメニューに非常にたどり着きづらい、といったことに対しては、「Custom Buttons 0.0.5.7」を入れれば済む。
    Custom Buttons 自体は、別段新しいもの、というわけではなく、結構前からあるようです。
  • 問題は、左右に長~いnav-barの左端と右端に泣き別れ、の、Back/ForwardとReload(Stop)/Go、ですが、
    基本的には、Custom Buttons でReloadボタンを作り、ReloadとBack/Forwardを近くにおけばいい。
    これは、「Reload/Stop Move for Nightly」というボタンを導入すると、
    nav-barの右端のReload(Stop)/Goボタンを、nav-barの左端のBackボタンの、すぐ左に移動してくれるので、一件落着。
  • 「ボタン」は、「Custom Buttons」で済むが、PrefBarを入れると「PrefBar ▼」ボタンと「PrefBar Toolbar Item」が付いてくる。
    「PrefBar Toolbar Item」は、ツールバーに置いても「メニューパネル」の中に置いても、場所をとるので、「ボタン倉庫」に残した方が利口。
    でも、「PrefBar ▼」というメニューボタンは、メニューに展開してくれるので、マウス派にとっては便利だから、使える設定、たとえば「Imageの表示・非表示」とか、があるのなら、便利。
    PrefBarを入れるのならば、利用しない、使わないという手はない。

「Firefox 29のUIは使い物にならない、最低だ!、改悪だ!、と、Classic Theme Restorer を入れて元に戻した」、で行われたことは、本質的には、ほぼ、上に書いた、アドオンを利用してのカストマイズ、と同じことだと思います。
たったこれだけで、かなり改善されるのだから、「Firefox 29のUIは使い物にならない、最低だ!、改悪だ!」は、ちょっと短絡的に過ぎる、と感じました。

(1) Additional ToolbartとAddon Barの廃止は、リーズナブルなものと言えるでしょうから、PrefBar、The Addon Bar(restore)、 Status-4-Evar、などを入れて、標準以外のツールバーを入手、は、ごく普通の手法。
(2) 「Flexible Space」という大事な部品を、チョンボで隠してしまった事に関しては、Classic Theme Restorerで逃げる。
(3) どのみち自分なりのボタンが必要になるであろうから、前からあるCustom Buttons を入れる、というのは、極く普通の手法であり、Firefox 29に限った話ではない。
(4)「Reload/Stop Move for Nightly」というボタンを入れて、Firefox 29のnavi-barの中のReload(Stop)/GoボタンをBackボタンの左に持って行く、ということが必要ならば、
「Reload/Stop Move for Nightly」の前提がCustom Buttons であるから、Custom Buttonsの導入が必須になる、 というだけのこと。
(5) ツールバーの数は減らしたいから、一つのツールバー全体を「Bookmarks Toolbar Items」の中身で埋め尽くしてしまうのは、もったいない。
だから、整理して項目数を減らす、メニューバーの「ブックマーク」メニュー経由にする、「メニューパネル」に放り込む、などの工夫は必要になるかもしれない。
(6) ツールバーに配置しないものは、「PrefBar Toolbar Items」などの、「メニューパネル」に入れると場所をとって鬱陶しいだけ、というようなものを除き、全部「メニューパネル」に放り込み、
これまでのメニューバーのような階層構造のメニューだと、タッチパネル/フィンガーアクションの時に、階層が深くて辿りつき難いことが多いのでフラットな構造に変えた、「メニューパネル」、を、キッチンシンクのように使えばいい。
(7) 「メニューバー」はちゃんと残っているのだし、少なくともしばらくは継続して存在するはずだし、マウスオーバーで自動的に展開されてマウスアウトで自動的に閉じる、という、マウス向きのものなのだから、デフォールトでは非表示になったからといって、全然利用しない、という手はない。
まだ、マウス利用だと、そんなに使い勝手が言いという訳ではない、「三ボタン」で開く「メニューパネル」に、ユーザー自らが、わざわざ、無理して、メニューバー方式から全面的に移行する必然性はない。
好きな方を、好きなように使えばいい。

気に喰わないからすぐに戻してしまう、ではなく、どこがどうなっているから自分にとってのどんな不都合が発生していて、どこをどうすればそれが改善されるか、などを、きちんと提言して欲しいな、と、思いました。

作成者:  aides [ 2014年5月10日(土) 04:39 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

でも、矢張り「アドオン」を導入しないとカスタマイズで不都合が出る程に、UIの「改悪」が露呈した事はUXチームの手落ちでしょうね。
本来は(従来)アドオンを入れなくても出来た事が、アドオン導入しないと出来ない(アドオンの読み込み等で余計な負荷が掛かる)事を想定しなかったのでしょうか?
此の辺りはインストール時やインストール済みならカスタマイズの選択肢に「従来」「Australis」と二通りの道を用意してくれても、何等不都合は無かったと個人的には思います。

作成者:  WADA [ 2014年5月10日(土) 09:37 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

aides さんが書きました:
でも、矢張り「アドオン」を導入しないとカスタマイズで不都合が出る程に、UIの「改悪」が露呈した事はUXチームの手落ちでしょうね。

でも、それは、別に、今に始まったわけではない。いつも、そう(^^)
プロファイルマネージャーなんて不要だからプロファイルマネージャーのUIを消してしまえ、というバグを開くようなお方が居るのがFirefoxのUI開発の世界であることを、お忘れなく。

開発側からすると、無くせるものはできるだけ無くしてシンプルにし、そこに新しいものを追加し、無くして困るようなことがあったら、アドオン作者さんお願い、でないと、大変なんだと思います。
組み合わせが多くなると、彼らもしんどいと思います。

aides さんが書きました:
此の辺りはインストール時やインストール済みならカスタマイズの選択肢に「従来」「Australis」と二通りの道を用意してくれても、何等不都合は無かったと個人的には思います。

URLバーと追加のツールバーを一体化して「三ボタン」を置いたNavigationツールバーを作ったからと言って、追加のツールバーやアドオンバーをすぐに廃止したり、自分が要らないからと、別に残してあっても問題が無かったはずの、サイドバーの開閉ボタンを削除してしまうとか、大事な"Flexible Space"の部品を消してしまうとか、何考えてんだろう?、と思います。
新デザインのナビゲーションツールバーと、追加のツールバーやアドオンバーは、別段、バッティングするわけではないし、オプション設定で追加のツールバーやアドオンバーをUI上に表示するかどうかを指定、というような方法も、大きな開発の負荷なしに取れたと思います。
その後必要ならばきちんと告知して少し先のバージョンで廃止すればいい、という類のもののはずです。
軒並み削除してしまう、というような愚挙さえなければ、デザイン変更によって発生した、標準機能だけではカバーしきれなかった大きな問題は、新デザインのnav-barの、長~いURLボックスの左と右に分断されたBack/ForwardとReload、だけだったはず。
アイコンの絵柄だけではメニューなのかどうか判断できない、とか、ツールバー(標準でも、メニューバー、タブバー、ナビゲーションバー、ブックマークツールバーが存在する)ごとに、アイコンだけかテキストとアイコンを表示するかのオプションが要るかもしれない、といったような問題は、これからAustralisをブラッシュアップしていけばいい話。

Thunderbirdでもそうなんですが、いつも、自動更新させて、全世界の正式リリース版のユーザー全員に、まだ開発途上の新機能のテストを強制します。
で、多くのユーザーが無用の問題を経験させられて、バグジラに無用のバグがたくさん開かれる、と。
Firefox 28からFirefox 29に自動更新させて、全世界の正式リリース版のFirefoxユーザー全員に、まだ開発途上のAustralisのテストを強制する、なんて、いくらなんでもやりすぎ。
GoogleやYahoo!などのWebサイトなどは、新しいUIに関しては、常にベータ版を提示してトライするかどうかのオプションを与える、という方式をとっています。
自分が作った新しいAustralisはものすごく素晴らしいものだから、すぐに全世界のFirefoxユーザーに使わせて、Australisに比べて古臭い以前のモードには戻らせたくない、という、デベロッパーの気持ちもわかりますが、テーマの切り替え、といったような形で、AustralisモードとClassic Theme Restorerモードを提供すべきだと、私も思います。

作成者:  aides [ 2014年5月10日(土) 17:28 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

本当に^^;

Nightlyメインで使ってて、Australis強制された時なんて未だHollyに逃げ道は在りましたが、Hollyの開発が停止して、Nightlyに戻る事に成ったが、UIで致し方無くCTRを導入しないとって流れでもう悶絶。
Firefox3.*から4.*の時以上の大混乱と云う状況がユーザーサイドで起こってるのではと推測しますね。

作成者:  偶然的通行人 [ 2014年5月11日(日) 08:40 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

aides さんが書きました:
でも、矢張り「アドオン」を導入しないとカスタマイズで不都合が出る程に、UIの「改悪」が露呈した事はUXチームの手落ちでしょうね。
本来は(従来)アドオンを入れなくても出来た事が、アドオン導入しないと出来ない(アドオンの読み込み等で余計な負荷が掛かる)事を想定しなかったのでしょうか?
此の辺りはインストール時やインストール済みならカスタマイズの選択肢に「従来」「Australis」と二通りの道を用意してくれても、何等不都合は無かったと個人的には思います。

aides さん、どうもです。
ユーザーの希望として、おっしゃることはよくわかります。
ただ、操作系のコンセプトが異なる2種類の UI を開発・維持する余裕が、いまの Mozilla にあるのでしょうか??

これは提案なのですが、せっかく [フィードバックを送信する...] のメニューが Firefox にあるのですから、Australis を拒否する人も受け入れる人も、ユーザーの声を Mozilla に伝えようってのはどうでしょう。
もちろん、単なる愚痴や不満をぶちまけるのではなく、どの部分が使い難くなったのか、見難くなったのか、機能が削られてしまって不便なのか、追加されたどの機能が使えないのか、できるだけ具体的にフィードバックすることが大切です。良くなったと感じる点(もしあれば)についても同様です。
そういう理性的な対応が、今後の開発にとって有益な情報資源になり、ユーザーにとってプラスの成果となって返ってくることを期待できるのではないでしょうか(楽観的過ぎるかな?)。

WADA さんが書きました:
今回、教えてもらったアドオンを使ったりしてカストマイズしてしてみて、とりあえず自分がストレス無く使える、という感じに配置してみて、他の方がおっしゃっている、欲しいボタンがない、欲しいボタンをカストマイズで配置できない、使いたいボタンとかメニューに非常にたどり着きづらい、といったこと以外で、自分が、何に一番ストレスを感じていたかが理解でき、どうやればそれが改善できるのかを、実感できました。

WADA さん、詳細なレポートをありがとうございます。
ぼくも実際に試していく中で、自分の操作習慣と新 UI の適否が見えてきて、いたずらに大げさなカスタマイズをせずにすみました。

とりわけ p52267 の投稿は、全体的なまとめとして、おおいに納得できるものでした。browser.tabs.closeButtons の件の詳細情報も感謝です。
ぼくは技術的素養に乏しいので、WADA さんのお話は(専門的なところがちょっと難しいですが ^_^; )勉強の糧にさせていただいてます。

WADA さんが書きました:
一方、テキストとアイコンが表示される、カストマイズのMove to Menuで移動される「メニューパネル」は、
「三ボタン」のクリックで「メニューパネル」を開き、 中のボタンをクリック、という、多段階の操作が要る。

蛇足ながら知っていることを補足的に...。
ご承知と思いますが、ツールバー上での右クリックから [カスタマイズ] を選択しても、カスタマイズモードに入れます。
もうひとつ、about:customizing でも可能です。これをブックマークしておくとか、PrefBar でリンクとして設定しておくと、一発でカスタマイズモードに入れます。

WADA さんが書きました:
気に喰わないからすぐに戻してしまう、ではなく、どこがどうなっているから自分にとってのどんな不都合が発生していて、どこをどうすればそれが改善されるか、などを、きちんと提言して欲しいな、と、思いました。

このトピックをたてようと思った理由のひとつには、そういうことも含んでいました。いろんなユーザーが意見交換しながら問題を具体的に掘り下げる、ということは大事だろうな、と...。
でも、そういうことに取り組めるユーザーばかりではないのも承知しています。(知識や技術の有無、時間的制約といった理由だけでなく、意欲や姿勢、気持ちの向け方などの点で、ですね。)

このトピックが、Firefox 29.0 リリース直後における初期の情報源のひとつになり、いくつかの考え方や事例を含めた意見交換の場(一種のパネルディスカッション的な?)になり、参加しなくてもそれを読むことで、少しはユーザーのみなさんの役に立ったのなら、がんばってトピックをたててよかったと思います。


さて、このトピックもだいぶ長くなってきました。29.0.1 もリリースされたことですし、「Firefox 29.0 への更新後に」のピーク時は過ぎたかもしれません。
この先も個別の質問などがあるかと思いますが、新しい個別質問は新規にトピックをたてていただければと思います。
このトピック件名につながる情報や事例紹介、提案などがもしあれば、引き続きここに書いていただいてかまいません。

(また余談)
個人的にもうひとつ気になるのは ESR です。
システム管理者がいてきちんとバージョン管理をおこなっている法人や、正確な理解の上に ESR を使っている個人のことは心配していません。
しかし、某掲示板などで "そんなら ESR 使えよ" とかいう無責任な放言を真に受けて、ESR 本来の趣旨を理解しないまま単に Firefox の現状維持を目的として ESR 版を使っている個人(場合によっては法人内個人)のユーザーは、24.x 系から 31.0 への更新に際しての困惑度は高そうですね(ユーザーの実数は少ないでしょうけど)。
17.0.x 系から 24.0 への更新では UI に大きな変更はありませんでしたが、今回は約 1 年ぶりにまったく違う更新結果が待っているわけですから...。

作成者:  バッキー [ 2014年5月11日(日) 10:37 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

こんにちは。
すでにクロージングな雰囲気ですがワールドワイドで FF29への移行がどんな感じか気になって、"Adblock Plus"の統計情報を利用してバージョンアップの移行状態を調べてみましたので報告します。

まずは、FF28がリリースされたとき、最初の数週間は積極的なユーザ(全体の1/4ていど)がバージョンアップし、その後、様子見のユーザが一気にバージョンアップするという傾向が見られました。
https://lh4.googleusercontent.com/-0-bG ... 7%25BB.png


FF29では、最初の数週間は積極的なユーザ(全体の1/4ていど)がバージョンアップするという傾向は今のところ同じような感じです。
あと2週間ほどして、一気に FF29にバージョンアップされるのかどうかで FF29(Australis)の評価が見えてくるのではないでしょうか。
https://lh4.googleusercontent.com/-eRlN ... 7%25BB.png

作成者:  WADA [ 2014年5月11日(日) 14:20 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

Baclk/ForwardとURLbarとReload(Stop)/Goが一体化したid="nav-bar"の要素は、Classic Theme Restorerを入れても、そのままなんですね。
Classic Theme Restorerを入れると、ボタンも、URLボックス兼検索ボックス、も、自由に配置できる、と、勘違いしていました。
Classic Theme Restorerを入れると、一体化したid="nav-bar"を、ナビゲーションバーの外に追い出せて、バック・フォワード・リロードボタンが使えるだけ。

だったら、問題は、Back/ForwardとReload(Stop)/Goが生き別れさせられたのに、すぐ近くにまとめて配置できるバック・フォワード・リロードボタンを、これまた、何も考えずに、安易に削除してしまったことだけ。
それならば、Back/Forward/Reload/Stop/Goボタンを作ってしまえばいい。
この類のものは、Functionを探し出すよりも、XUL要素のIDを調べてクリックイベント(XULではcommandイベント)を発生させてやる方が簡単で、ほとんどのボタンやメニュー項目に適用できるから、汎用性がある。
「ボタンを押すと何かをするボタン」ではなくて、「ボタンを押すと、IDが変わることがない他のメニューやボタンをクリックしてくれるボタン」を作る、というだけの話。
コード:
/*CODE*/
// urlbarの中のボタンは、ツールバーの外には出せないから、IDが変わることがないので、ID指定でクリックさせられる。

var Back = "back-button" ;
var Forward = "forward-button" ;
var Go = "urlbar-go-button" ;
var Reload = "urlbar-reload-button" ;
var Stop = "urlbar-stop-button" ;

// Select Back/Forward/Go/Reload/Stop
var id=Reload;

// Dispatch the event.
var elem = document.getElementById(id) ;
var event = new Event('command');
elem.dispatchEvent(event);
「urlbar-reload-button(urlbar-stop-button)/urlbar-go-buttonのセットを、右端から、back-button/forward-buttonの前に持って行く」、出来合いのボタン、も、悪くは無いけれど、
「リロード(ストップ) / ゴー / バック / フォワード」という並び順は、ちょっと気色悪い。

[追記]
urlbar-go-button は、oncommandではなく、onclickハンドラーを使っていた(^^;
urlbar-go-buttonに対しては、event = new Event('click'); のイベントを発生させる必要があります。
clickイベントは、その後commandイベントに変えられるから、自作ボタンでは、全部クリックイベントにした方が、わかりやすくていいかもしれません。
[追記おわり]
[追記2]
urlbar-go-button 以外は、clickイベントではダメで、commandイベントが必要でした。
イベントを発生させたいXUL要素の定義に従わないといけないようです。
[追記2おわり]

メニューではなくてボタンをメインにしたAustralisにおいては、必ずしも十分に揃っているとは言えないボタン類がいづれ欲しくなるだろうし、結構前からあるCustom Buttons は、Australisになって、ほぼ必需品になった、といえると思います。
userChrome.cssでのカストマイズと、似たようなもの。

[追記3]
新しい、「☆(ブックマークに追加)と鞄?(ブックマークメニュー)」が一体化したボタンの、「☆」だけを殺す方法を発見したので、書いて置きます。
「ブックマークを開こうとして☆ボタンをクリックしてしまい、未整理のブックマークが増殖する」という問題の防止用ボタンです。
コード:
/*CODE*/
var CMD={}; CMD["Original"] = "BookmarkingUI.onCommand(event);" ; CMD["DoNothing"] = "return true;" ;
var Tips={}; Tips["Original"] = "Bookmark this page" ; Tips["DoNothing"] = "Don't Bookmark this page" ;
var border={}; border["Original"] = "" ; border["DoNothing"] = "solid 1px #000000" ;

var id="bookmarks-menu-button" ; var button = document.getElementById(id) ; var oncommand = button.getAttribute("oncommand" ) ;
var NewCMD=null; if( oncommand==CMD["DoNothing"] ){ NewCMD = "Original" ; } else{ NewCMD = "DoNothing" ; }

button.setAttribute("oncommand", CMD[NewCMD]) ;
button.setAttribute("buttontooltiptext", Tips[NewCMD]) ;
button.style["border"] = border[NewCMD] ;

何のことはない、<menupopup>を持ったアイコンが「☆」の<toolbarbutton>において、<menupopup>用の右側の「▼」アイコンを、「鞄」のようなアイコンに変えてあるだけ(^^)
だから、oncommand="return;"だけで済む。
機能的には「トグル」なので、ボタンにフィードバックが必要ですが、面倒だから、「☆」を殺したらボーダーを表示、だけです。
マウス派は、「ブックマークに追加」ボタンで「未整理のブックマークフォルダ」に登録し、その後ブックマークを整理して移動、よりも、
URLバーのアイコンを、ブックマークのメニューやボタンや「ブックマークツールバー」にドラッグして、自動展開させて、適当なフォルダーに放り込んでおく、という方を好むと思います。
[追記3おわり]

作成者:  WADA [ 2014年5月11日(日) 16:19 ]
記事の件名:  Re: 【レポート】Firefox 29.0 への更新後に操作性に戸惑ったら見てください

偶然的通行人 さんが書きました:
(また余談)
個人的にもうひとつ気になるのは ESR です。
(略)
しかし、某掲示板などで "そんなら ESR 使えよ" とかいう無責任な放言を真に受けて、
ESR 本来の趣旨を理解しないまま単に Firefox の現状維持を目的として ESR 版を使っている個人(場合によっては法人内個人)のユーザーは、
24.x 系から 31.0 への更新に際しての困惑度は高そうですね(ユーザーの実数は少ないでしょうけど)。

[ちょっと訂正、です]
あれは、もじら組BBSで、Fx 29でUIが変わって困った、というユーザーさんがいて、Classic Theme Restorer を教えたのに、
どなたが、Fx 28に戻してそれを使い続けなさい、と、そのユーザーさんに対して言っちゃたので、
他の方が、そんなことはしちゃダメ、Fx 29にあげたくないのなら、セキュリティーフィックスがちゃんと提供されるESRにしなさい、と、言って、
そのユーザーさんが、ESRにしてみて、これなら使えるとおっしゃった、という話のはず。
「無責任な放言」は、どなたかが、「Fx 28に戻してそれを使い続ければいい、自分もVer29は最悪のUIと思っています」と、のたまわった部分。
[ちょっと訂正、です、の終わり]
"そんなら ESR 使えよ"、の部分は、「無責任な放言」ではありません。
また、そのユーザーさんにとっては、Australisのような大きなUIの変更が、何の準備もしていないうちに、6週間ごとの自動更新で勝手に取り入れられてしまうことが問題なのですから、ESR 本来の趣旨に反しているわけでもありません。
ですから、「無責任な放言を真に受けて」でもありません。

今選べるのは、Firefoxを捨ててしまう、を除くと、
(1) ESRを使い、Australis対策は、次期ESRまで持ち越す。
(2) Classic Theme Restorerで凌ぎ、Fx 30, Fx 31, Fx 32と追随し、どこかの時点でAustralis対応。
(3) Classic Theme Restorerの助けを借り、不足しているボタンは自分で作り、必要ならばアドオンの力やテーマの力を借り、たとえ、まだまだ開発途上のAustralisであっても、自力でなんとかストレスなく使えるようにしておき、今後の、Australis絡みの素晴らしい機能の向上に期待し、絶対にあるであろう、理解に苦しむ変更や開いた口が塞がらないようなチョンボに対して備えておく。
(4) あるがままのFirefoxを使い、全てFirefox様のおっしゃることに従う。
くらいかな?

(3) の方向けのガイドに関しては、このトピックのおかげで、大きな問題点も整理できて、それなりの対策も見つかったと思います。
今の時点で、(3)ができない方でも、(2) という方策が、アドオン作者さんによって、ちゃんと用意されていますし、Mozilla Foundationで用意している(1)もちゃんとあります。
現時点で、(3)で苦労する人が増え、Bug 985308 などが解決されていけば、(2) の方たちがAustralis対応しようとする時点では、今よりも改善されているでしょうし、
Tb24 ESR ⇒Tb 31なりTb 33への変更は、UI的には、Australisに切り替わった Tb 28 ⇒ Tb 29 と、そんなに変わらないと思います。
また、(1) の方たちが Australisに切り替える頃には、(3)/(2)で既にAustralisへの切り替えが完了した人のベースも増え、また、バグフィックスも進み、新たな改善や対処方法も見つかっているはずですし、Australis移行ガイド、みたいな文書も、誰かが書いてくれるかもしれません。
そして、iPadみたいなものならば、(4)で十分でしょう。

私は、今までは(4)。
Fireoxのプロファイルを削除して新規作成をしてそのまま、を何時行ってもいいように、ブックマークも数個しか登録していなくて、Gmailとかabout:aboutとか数個のみ。
一番の目的が、SQL Managerを使って、Thunderbirdのsqliteファイルの中身をみる、で、次が、JavaScriptエンジンやDOM InspectorやFirebugなど、Gecko/Neckoを使いたい、であり、FirefoxのUIには興味なし、だから、プロファイルの中身は空っぽ同然(^^)
今回(3)をやってみて、優れもののアドオンに出会えたし、非常にいい勉強になりました。
ちゃんとできてさえいれば経験しなくても済む、無用の問題も経験させられましたけど。

で、(3)も面白いけれど、(4)もやっぱりいい。
素の「Firefox」って、結構いいですよ。
少なくとも、Mozillaの血をきちんと受け継いでいるから、どうしようもなくダメ、というような部分は、ない。
それに、こまごまとしたアドオンを一杯入れて、自分好みのカストマイズをたくさん施し、Firefox/Thunderbirdの自動更新の度に、アドオンに振り回される、ということが全く無い分、余計なストレス無しに使えます。
SeaMonkeyでURLをコピーし、FirefoxやGoogle ChromeのURL欄にペースト、だけでも十分に便利に使えます。
Australisに関しては、タイトルバーを隠すと出てくる、あの、鬱陶しい、オレンジ色のFirefoxボタンが無くなることと、見慣れた、Thunderbirdと同じ、角が丸いタブになる、ということだけで、どうにかしてClassic Theme Restorerを殺したままで使えるようにしよう、という意欲が湧きましたけど(^^)

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